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予定日はジミー・ペイジ/角田光代
予定日はジミー・ペイジ角田さんはどれを読んでも面白い。物語はマキが「子供ができたかも…」と直感してから妊婦になり出産するまでを日記形式で綴ったもの。出産経験のない角田さんが描く妊婦さんの不安定な心がここまでリアルになのに驚く。現在妊娠中の方が読んだらさぞ勇気づけられるというか肩の荷が軽くなるのではないかと思う…私も妊娠中読みたかった(だいぶ前のことだけど…)。近所の産婦人科で「おめでたですね」と妊娠を告げられ「めでたいですかねえ」とつぶやくマキ。なんかわかる…。自分のおなかに子供を宿しひとりの人間を作り上げてゆくという責任重大な妊娠とうい現実。ホントにこんな私が生み落としていいのだろうか…大きな不安と実感のない喜びがグルグル渦巻いたものだ。ことあるごとに思い出す出産のことや子育て時代…でも妊婦時代の気持ちに立ち返ったのは初めてかもしれない。今思えば期間限定のとても貴重な時間だったのだ。角田さん思い出させてくれてありがとう。初心忘るべからずだ。これから妊婦になる予定の方も今現在妊婦さんの方もとっくの昔に産んじゃった方も楽しんでください。
そうそう予定日が過ぎてしまったマキがこんなことを考えていた。
なんだって子どもなんかつくったのだろうと、とうに終えたはずの、根本的な疑問がわいてくる。今まで失敗は多くしたけれど、そのすべて、なかったことにできることだった。ひどい言葉で友だちを傷つけてしまって、謝ってもゆるしてもらえなかったとき、なんだか世界が終わったみたいに感じたけれど、友だちと疎遠になってしまえばそんなことも忘れてしまう。留年決定のときもそうだ。もうだめだ、私なんて本当にだめなやつだ、と思ったけれど、卒業してしまえばころりと忘れてしまうのだ。けれど子どもは、子どもだけは、なかったことにできない。私が死ぬまでずうっと、なかったことにはならないのだ。そのことを考えるとおそろしくなる。
そういや確かになかったことにはならない。重責がのしかかるんだよね…すべては母にかかってるという怖さ。まぁ反面、幸せもたくさん運んでくるからね。マキのように絶妙な間合いをもった夫がいると救われるよね…家族3人お幸せに。
| [本]ヤラワ行 | 10:31 | comments(0) | trackbacks(1) |
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